2026-04-13

9月19日(土)新宿LOFTにてBALZAC復活公演を開催するにあたり、お伝えしたいことを書きました。少し長い文章となりましたが、ご一読いただけますと幸いです。ーーヒロスケ

復活ライブ開催にあたり

2025年9月11日に真鍋が亡くなり、僕とアツシとアキオは3人で話し合いました。
「これからのBALZACをどうするのか。」
3人とも真鍋の死による『活動休止』という考えには全く至りませんでした。むしろ「この先どのように復帰するか」を考えることからスタートを切りました。真鍋の死から1年で必ず完全復活しようと目標を立てました。
昨年末の12月13日下北沢SHELTERワンマンのステージから会場にお集まりいただいた皆さんにお伝えした『休止しない宣言』から、BALZACは本格的な復帰に向けての第一歩を踏み出しました。

我々3人は、当面、サポートメンバーで活動していくという方法を選びました。
実のところ、サポートメンバー探しは真鍋が亡くなってからすぐにスタートしました。昨年末の下北沢SHELTERでのワンマンライブは、以前から親交のあったASSFORT・HELLBENTのマサトをサポートに迎えて行い、先日、3月08日にはスポット的なライブとして、真鍋の師匠である岡野太さんを迎えLIVE『DEEP』を開催しました。そして、その少し前の2月にはNEWアルバム『EVIL LEGEND THIRTEEN』の特別公演である難波MELEでのBALZAC企画のライブで、サポートドラムを起用してシークレット出演もいたしました。
真鍋が亡くなってからのこの半年で3本のライブを実現したことで、皆さんに伝えた『休止しない宣言』のお約束を少しは果たせたのではないかと思っております。

そして、ここからは『復活』になります。年末SHELTER、シークレット出演、LIVE『DEEP』というスポット的なライブとは違い、BALZACが本来やってきたコンスタントなライブ活動への復帰です。年末SHELTERで手伝ってくれたマサトや、師匠の岡野さんも「また助けが必要なときはいつでもやるよ」と言ってくれています。そんな心強い2人も含めて、さらにいろいろなドラマーとリハーサルを重ねているところです。最終的に自分たちに合ったドラマーとの復活、さらにその先のBALZACの活動継続も目標に動いております。

KILLから真鍋にドラムがチェンジしたときも、真鍋がこのバンドにしっくりなじむようになるまで、1年以上はかかったと思います。真鍋自身、テクニックとしては上手いドラマーだったので器用に叩きこなすことはできましたが、バンドと彼自身がなじむまでには時間がかかりました。当時のBALZACは非常に忙しく、常にスケジュールは詰まっていて、すぐにも正式メンバーが欲しかったということもあり、真鍋を正式メンバーとして急いで迎え入れましたが、実際のところ1、2年くらいは新人ドラマー扱いが続いていたのも事実でした。
バンドをやる上で、曲を演奏するテクニックは当然ですが、人としての相性もしかり、その人物の人となりや考え方も重要です。それは周りにとやかく言われる以前に、BALZACメンバー自身が一番分かっていることであり、かつて自分たちが身をもって何度も経験してきたことです。
ですので、その時点でベストな関係と状態でプレイをできるドラマーとこれからBALZACをやっていきたいと考えています。ライブごとに毎回ドラマーが変わるかもしれませんし、ずっと同じサポートドラマーで進んでいくかもしれません。さらに新たなサポートドラマーが加わる可能性も大いにあります。こればかりは、まだ復活ライブをやっていない今日の時点で話せることではありません。

BALZACは真鍋加入からの24年間、一度もメンバーチェンジがありませんでした。これは当たり前の話ではなく『奇跡』だったと思います。ですが、そんな『奇跡』がこの先再び起こるとは正直思えないし、過度な期待もしておりません。ただ今日、この時点で相性の良いベストドラマーでライブをやっていくという方法が、今、我々3人が出した答えです。
とはいえ、かなり厳しく人選しているのも事実です。正直なところ、この半年間で、BALZACのドラマーに立候補いただきながらもお断りした方も数名いますし、リハーサルを何度かやった上で自分たちには合わないということでやめていただいたドラマーもいます。僕たちはサポートドラマーに対して、有名、無名は問わず、現在所属や過去所属のバンド経歴、年齢は全く不問としています。
今日までの半年間、テクニックと相性、個性、そして人間性をしっかり見極めながら人選した数名のサポートドラマーと、今もリハーサルを重ねております。

それから、僕たち自身が『真鍋の幻影』を追いかけるようなこともしておりません。そんな無駄なことをしたところで、真鍋と同じようなドラマーはどこにもいません。この先、BALZACで叩くドラマーに求めるのは、真鍋が作ってきたBALZACのビートを基本とし、リスペクトしてくれることであり、そして大切なのは、その人の個性や得意なドラミングをBALZACの音の中でちゃんと表現してくれることだと思っています。
音楽は字のごとく『音を楽しむ』と書くわけですから、自分たちが一緒に演奏していて楽しいと思える人物とBALZACでプレイしていきたいと思っています。だから皆さんにお願いです。この先サポートドラマーに『真鍋の幻影』を追いかけるようなことはしないでください。

そんな中、これは最新の近況になるのですが、我々3人が、今回の9月19日新宿LOFTで開催する復活ワンマンライブはもちろん、これからのBALZACでぜひとも叩いてほしいと思える最高のサポートドラマーに出会えたことも、ここでしっかりと報告しておきたいと思います。生前の真鍋も彼のドラムを見る機会があり、とても上手いドラマーと絶賛していたことも付け加えておきます。

新宿LOFTで復活する意味

新宿LOFTはBALZACにとって、非常に強い思い入れがある、特別なライブハウスです。そして我々3人が、新宿LOFTを、この苦難からの復活の場所にしたのは大きな意味があります。
今から30年前の話になりますが、1996年にベースとドラムの脱退により最大の難局に直面していたBALZACが自分たちの意地とプライドをかけて、劇的な復活を遂げたのが新宿LOFTでした。1996年9月15日、BALZACは初めて新宿LOFTのステージに立ちました。この日はBALZACのヒストリーを語る上でも、絶対に欠かすことのできない日となりました。前進と決別をはっきりと示したのがこの日のライブだったのです。サードシングル『ISOLATION FROM NO.13』の発売記念ライブであり、このシングルは、その先のBALZACの未来を大きく左右する作品でもありました。そして、この日をきっかけにアキオがBALZACに正式加入することを決意した重要な日でもありました。
さらにこの日は、僕たちの運命を大きく変える出会いがありました。BALZACの公式作品をリリースしているレコード会社DIWPHALANX RECORDS(PHALANX RECORDS)の担当ディレクター広中氏と初めて対面したのが、この日でした。この出会いがないと今日のBALZACは確実に存在していませんし、セカンドアルバム『DEEP』すらこの世に放たれることはなかったと断言できます。
これらの、BALZACの運命を左右する大きな出来事が、まさに今回の復活ライブの9月19日からちょうど30年前の1996年9月15日のたった一日で全て起こったということだけでも、新宿LOFTがどれだけBALZACにとって重要なライブハウスであるかは、きっとお分かりいただけると思います。

そして、それから3年の月日を経た1999年に僕たちはシングル『INTO THE LIGHT OF THE 13 DARK NIGHT』をリリースし、新宿LOFTでワンマン公演を行いました。当時の僕は、「もし新宿LOFTでBALZACのワンマンができたらもうバンドをやめてもいい」などと公言するくらい、新宿LOFTでのワンマンを最大の目標としていたのです。それが実現した時の喜びは今も忘れることができません。

昨年、BALZACがNEWアルバム『EVIL LEGEND THIRTEEN』をリリースしたタイミングで、パンク雑誌『BOLLOCKS』のインタビューを受けたときにインタビュアーの方との雑談の中で、「これまでいろいろなことを実現してきたBALZACですが、今後の目標とか夢ってなんですか?」と問われ、真鍋とアツシは二人そろって「またLOFTでワンマンやりたい」と答えていました。二人がやりたいと思っているライブならばと、その実現のために、僕はDIWPHALANX RECORDSの担当である広中氏に相談して、新宿LOFTへの本格的な開催打診を始めました。実はそれが真鍋が亡くなる直前の2025年の夏のことで、死の直前だった真鍋は、久々の新宿LOFTワンマンが実現に向けて動きだしたことを喜び、とても興奮しておりました。
ただ、今回の復活ワンマンを真鍋の『追悼』にするつもりは一切ございません。真鍋は「BALZACをやめる」とはひと言も言わず、逝ってしまいましたので、今もBALZACのメンバーのままなのです。真鍋にとって最後の願いとなってしまいましたが、BALZACでやりたいと願った目標のひとつ『新宿LOFTワンマン』は、僕たちが果たします。だから9月19日の新宿LOFTは、BALZACの復活ワンマンとしてやり遂げたいと思っています。

1996年9月15日に行った新宿LOFTでのあの復活公演から30年、今年の9月19日、再びBALZACは同じ新宿LOFTで復活公演を行います。BALZACの歴史に刻まれるであろう一日を、ぜひ皆さんに見届けていただきたいと思います。

ライブタイトル『THE ATOM AGE IS HERE... THE FIENDISH RETURN OF BALZAC』について

きたる2026年9月19日の復活ライブのタイトルを『THE ATOM AGE IS HERE...THE FIENDISH RETURN OF BALZAC』としました。これはTHE MISFITSのJERRY ONLYがBALZACのために贈ってくれたメッセージです。ライブタイトルにしては少々長い文章ではありますが、今の僕たちが伝えたい言葉はこのセンテンスに集約されています。『復活』の名に最もふさわしいタイトルだと思っています。いつも、どんなときも僕らのことを気にかけてくれて応援してくれているJERRYへの最大の感謝とともに、この言葉を背負って僕らはLOFTのステージに立ちたいと思います。

9月19日新宿LOFTのライブでは

それからこの日は、サードシングル『ISOLATION FROM NO.13』リリース、そして発売記念ライブから、まさにちょうど30周年にあたる2026年9月の公演ですので、『ISOLATION FROM NO.13』アニバーサリーをライブテーマのひとつとして計画しております。現時点でお伝えできることといたしましては、この日、最新デジタルリマスターによる『ISOLATION FROM NO.13』のアナログ盤7インチシングルが発売されます。しかも、なんとオリジナルリリースと同じ、ピクチャー盤の7インチシングルが完全限定盤として登場いたします。

そして、夏に発売予定をしておりますミニアルバム『DARK-ISM』20周年記念盤のリリースアニバーサリーもライブテーマのひとつになります。『DARK-ISM』は「D.A.R.K」をはじめ「BLOOD INSIDE ’68」「I CAN’T STAND IT ANYMORE」「XXXxxx」「ヤミノヒカリヘ」といったライブでもおなじみの曲が多数収録されているミニアルバムです。この作品に収録されている曲たちは、まさに今回の復活ライブのセットメニューには欠かすことのできない重要曲ばかりです。ご期待ください。

さらにこの日は、LOFTの会場内スペースを自由に有効活用していいということなので、先行物販時間に過去最大級の『BALZAC レア盤&レアフィギュアフェア・東京1日SHOCKER』を開催することにしました。きたる日のためにストックしていましたウルトラレア盤を一挙に大量放出し、この日のために作ったスペシャルなSKULLMANはもちろん、かつて大人気だったあのトイも復活予定です。
9月19日を丸1日たっぷり楽しんでいただける企画を考えております。今回はチケット発売後にさまざまな企画が順次発表されていくことになります。まずは真っ先に前売チケットをご購入いただき、早めの整理番号を確保の上、情報発表を楽しみに待っていてください。

入場先着308名に『BALZAC at SHINJUKU LOFT』写真集パンフレットをプレゼント

新宿LOFT初出演の1996年から直近出演まで、LOFTで撮影された歴代のBALZACライブ写真を一冊にまとめた『BALZAC at SHINJUKU LOFT』写真集パンフレット(非売品)を、入場者先着順で308名にプレゼントいたします。これは写真集であり、今回の復活公演となる9月19日の公式パンフレットとなっております。
歴代オフィシャルカメラマンによるBALZACのLOFTでの数々のライブフォトを、時代順に並べ、ライブヒストリーとして一冊に閉じ込めたメモリアルな写真集パンフレットを製作しております。

9月19日新宿LOFTのライブでは

そして、新宿LOFTの前売チケット購入者だけのスペシャルな企画を実施いたします!これは5月中旬に詳細を発表いたしますので、それまでに必ず前売チケットのご購入をお願いします。きっと喜んでいただける企画だと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
先ほどもお伝えしましたが、我々3人が、これからのBALZACでぜひとも叩いてほしいと思える最高のサポートドラマーに出会えたことが最大の報告であり、そんな彼を迎えて、9月19日新宿LOFTで、再び皆さんの前に立てることを楽しみにしております。

Balzac Arthist Photo